NNN ドキュメント’05「急増!ネット依存の恐怖」

http://www.ntv.co.jp/document/
なんか色んなところで出ていたのでちょっと見てみました。内容を一行でまとめるとこんな感じ。
「ネットの悪しき面を端的にまとめてみました」
たしかにネットの悪い面の表現としては正しいものでした。だけどそれだけでその原因を探ったり解決策を提言したりとかは無し。
以下番組の流れにそって感想などをダイジェストで。無駄に長いので読み飛ばし推奨。

  • ネットゲームにはまる母と娘。母の仕事は週3回のパート。
  • てかオンラインゲームの説明として出てきた↓のゲームって何?


→これみたい。 「ゴゴ市http://www.gogosi.jp/gogosi/beginner/index.html (自アンの箱より)

  • なんとなくこの親子がこのゲームやってるような編集になってたけど、そう確定できる根拠は画面からは見つけられない。
  • 「レベルがマックスにならないとなれないキャラ(転職のこと?)」「狩りに行く」という表現をこの親子が口にしたのだが、上のゲームにレベルも狩りも無さそうだぞ。→はてなの日記をいろいろ見たところ、どうもこの親子がやってたのはROっぽい。まあ、そんあとこだろうなあ。
  • 膝の上でマウス操作ってやり辛くないの?↓

  • 坂口ぅ…
  • 仕事をやめオンラインゲームの世界にひきこもった坂口徹(仮名)さん。
  • 巨漢です。
  • 坂口「一番金かかってないかもしれないです。ネットの代金と月額の代金を先払いで払ってればいいんだから」
  • そこなんだよなあ、ネットゲーム依存症が他の依存症と大きく違うところは。例えばパチンコ依存症アルコール依存症なんかは、ある程度お金を稼いでないと依存症になれないし、依存症を持続できない(変な表現ですが)。それらの依存症になった人は、少なくとも自分の好きなことのために働いたりするか、もしくは悪いことに手を出す。だけどネットゲーム依存症ってのは、ほとんど収入が無くても何とか依存症を患いながら生きていけちゃう。
  • CESA//社団法人コンピュータエンターテインメント協会のえらい人のお話。
  • 「オンラインゲームに限らずインターネットの仕組みそのものが依存症を引き起こしている。しかし実態を把握をしないと、科学的に因果関係があるのか、調べていかないと何とも言えない」まさしくその通りだなあ。
  • はいゲーム脳ですよー↓

  • 前頭前野ですよー 機能低下ですよー
  • ここで言う「インターネットをする」ってのは、ネットゲームのことを指してるのかそれともインターネットでできる作業全般を指してるのかよく分からん。
  • 右脳の機能が低下すると思いやりや道徳心が低下する、らしい。
  • 左脳の機能が低下すると論理的に物事を考えられなくなる、らしい。
  • 最後はチャットにのめり込んだ男性。
  • 通院していたが、医者に対して誇大的な妄言を言うようになった。自分を猛と偽るようになった。
  • ネット仲間に新車を購入したと自慢し、実際にサラ金からお金を借りた。現実の世界とバーチャルな世界の区別がつかなくなり、一種の二重人格になった、らしい。
  • 最後の事例は、ネットのせいで多重人格者になったという因果関係が分かり辛いぞ。編集の人も長時間の作業で前頭前野の機能が低下して、よく分かんなくなっっちゃったんじゃないだろうか(´ー`)

その他最後に思ったこと

  • やけに「ネットの中の仲間でも、その相手の顔や素性は分かりません」ということを繰り返すなあ。
  • まあネット依存の恐怖が急増してるのは言うまでもないでしょう。なんせその母体となるネット利用者が急増しているのだから。面白いもの、気持ちいいものに対して依存症を発病させる人が生じるのは当然。ただ、今までになかった新しいパターンの依存症が出てきたということを広く知らしめるという目的に対しては、この番組は有効であったと言えるでしょう。


参考
番組のキャプ画像がいっぱい
http://longinus.dyndns.org/uploader/20050124/INDEX.HTM