「マガジンエルフィックスvol.6」買ってきました

もちろんオタク検定試験の解答目当て。解答と解説の分量は2ページ。まあまあってとこですがもうちょっと詳しく解説して欲しかった部分も。
で、早速採点してみたんですが、大して合ってませんでした。配点が書かれていないので正答数しか書けませんが、45問中35問正解。正答率は77.8%でした。これで合格なんだからひょっとしてみんな適当に書いて適当に応募したな? と思ったのですが、平均正答率は56.2%とのこと。割とギリギリの合格だったのかもしれません。ちなみに前記した正答率は検索しまくって回答した結果で、自力のみで解いた方の結果は24問正解の正答率53.3%。平均以下でした。


ただどうしても腑に落ちない問題が一つ。

・2000年以降のソフト売り上げ減少の原因の一つに,中古販売店の増加が挙げられる。

この文章の正誤を問うという問題*1。正解は「○」。そして解説には以下のような文が。

ゲーム白書より引用。2000年度以降のソフト売上減少原因の一つとして中古販売店の増加が挙げられている。

まず最初に思うのが、ソフト売上減少と中古販売店の増加の間には「原因」と言えるほどの因果関係が確認されているのか? ということ。これについては僕はゲーム白書を読んだことが無くその中でどのように書かれているのか分からないので、何とも言えない。しかし、何らかの根拠を元に「中古販売店の増加はソフト売上減少の原因だ」と言えるならば、「挙げられる」なんて曖昧な文章にしないで、「ソフト売り上げ減少の原因の一つは,中古販売店の増加である。」と断定するべきなのではないだろうか。
いやそうではなく、この文章の趣旨は「○○という意見が挙げられている。Y/N?」というものなのだと考えるならば、なるほどゲーム白書の中でそのようなことが書かれているのなら答えは「○」であろう。しかし、「ゲームが売れなくなってきてるのって中古販売店が増えてるからなんじゃねえの?」程度の意見なら、世の中の何千人何万人単位の人が思い、口にしているだろう。そんなレベルの設問が、はたして試験問題として適切だろうか?
そもそも「〜られる」で終わる設問にYesかNoかで答えることができるのか、という疑問がある。この場合の「られる」は「可能」か「自発」の「られる」だと思うのだが、このどちらの場合でも答えが一意に決まるものではない。例えば「ルクダルは馬鹿だと思われる。○か×か?」という設問があったとして、まあ99%以上の人は○だと回答するだろうが、もしかしたら中には「まあ馬鹿って言うほど馬鹿ではねーんじゃねえの? 九九も八の段までは言えるし」と×と回答するかもしれない。はたしてこんな状態で、○か×か正答を決定することができるのだろうか?


以上のようなことをふまえて、それでもなお納得できる答えを用意するなら、これはもう文章の中に「明確な間違い」を入れておくしかない。例えば「中古販売店の数は実は減少している」だとか。これならば、どんないちゃもんをつけられても「いや、この部分が明らかに誤りなんで正解は×です」と言うことができる。つまり正答は×だ!
ってなことを考えて×を選んだんですが、これのせいで一問落としちゃったや。ぐすん。(結局これが言いたかっただけ)

*1:正確には、四つの文章があってその中から誤っている文の数を選ぶというもの。その問題文の一つ