ユリイカ増刊号「オタクvsサブカル」を読みました

僕が未だによく分かっていないサブカルについてこれを読んだら理解できるようになるかしらと思い購入。
まず冒頭の三人へのインタビューを読むが、ひょっとしたらこれは僕向きの本ではないのかもしれないという思いが強くなる。次の「オタク×サブカル15年戦争」は、対象を広めに設定して書かれているのか興味深く読む。その次のマンガは、なんだこりゃと思いつつページをめくり、「るぅっ!」でますますよく分からなくなったが、最後のコマで意味が理解でき思わずにんまりする。この辺で値段分は楽しめた感じ。最後の論考集は全体的に面白く読むことができた。特に更科修一郎氏、屋根裏氏、前島賢氏のものが良かった。
で、サブカルとは何なのかということについてだが、分かったような気もするしますます分からなくなったような気もする。サブカルのついての漠然とした理解を深めるためのキーワードは得ることができた。具体的には「オタクは古着は買わない(サブカルは買う)」「サブカルは共学、オタクは男子校(もしくは女子校)」とか。あと「クイックジャパン」。しかし、サブカル文化について語られている中にはやはりよく分からない部分が多かった。一方オタク文化のほうは割と良く理解できることが多かった。以上から、僕にとって「よく分からないもの=サブカル」「分かりやすいもの=オタク」ととりあえず定義することにした。とりあえずは、ね。



そういやユリイカと言えば、最近「ユリイカ2005年4月号」も読みました。ブログ作法のやつね。最近と言ってもそんな最近というわけではなく、かと言って発売直後というわけでもなかった微妙な時期だったので書くタイミングを逃していたんだった。

ユリイカ2005年4月号 特集=ブログ作法 あるいはweblog戦記

ユリイカ2005年4月号 特集=ブログ作法 あるいはweblog戦記

内容はまあ普通に面白かったです。ただスズキトモユ(id:mhk)さんのコラムだけは違う。ムチャクチャ面白かった。読んで面白い文章ってのはいっぱい読めるが、こんなに心を打たれる文章はそう読めない。万人が楽しめるものかどうかは分かりませんが、機会があったら読んでみてくださいな。