「ひぐらしのなく頃に解 罪滅し編」プレイしました

地方都市でもコミケ翌日には店頭で買えるってのはありがたいね。ブーム化万歳ということで。

プレイした感想ですが、いや面白かったですよ。
「で、本音は?」
びみょー。


あわわわわ。
いや面白い作品だったと思いますよ普通に。ただ僕の期待していたものではない方向が主体となった話であったということです。
そもそも僕は、この作品の「ストーリーの構成」や「謎の提示」や「背後にうごめく何か凄いものを感じさせる演出」に魅了されていたわけです。「出題編」はこれらの点が物凄かった。「解答編」ではこれらの鮮やかな「種明し」を期待し、「目明し編」は大いにそれに答えてくれました。
しかし今回の「罪滅し編」は、それら僕の期待していたのとは別の側面、つまり「登場人物たちの人間ドラマ」に力点が置かれた話でした。この「人間ドラマ」を期待しつつプレイした人にとっては、今作も素晴らしいものであったでしょう。ただ僕の期待していた部分はそこではなかったので、ちょっとがっかりだったかな、と。「種明し」も無かったわけではないのですが、ちょっと物足りなかった感じが。
ストーリーもなんか説教臭いと言うか、「仲間を信じる思いが奇跡を生みました」みたいな展開が、あんまり僕好みでかなかった感じ。最大の見せ場であるラストバトルも…… うーん。「目明し編」プレイ後には何とも言えない切ない気持ちが2〜3日続いたのに対して、今回はあまり心に残るものが無かったなあ。まあ前編が主題曲含めて素晴らしすぎたのかもしれませんが。
と言ってももちろん良かった部分もありまして。例えば、何でもない小さな要素が絡み合ってレナの思い込みがどんどん悪い方向へ進んでく所とか、ストーリーの魅せ方には相変わらず目を見張らされます。


まあ、残り二作で大団円に向かうためには、今回のような話が出てくることは必然でしょう。残り二作を大いに期待します、ってな感じでまとめておきます。